タラハシーの生活④ 息子の英語
タラハシーに来てからあっという間に9か月が経ってしまいました。
その間にいろいろあったけど、ブログに記録するのをサボったので
結構忘れてしまったなぁ。
今回は9か月経った今の息子の英語の状況をまとめてみることに。
ちなみに、家での英語フォローはほぼゼロです。
宿題の中の文法的なもので、全く理解できていなくて、困っているなと感じたことを
3分ほど簡単に説明する程度
(それ以上長いと、もういい!と怒りだして聞かない息子なので(^^;
たまに海外での子育ての様子のブログで
家ですごく英語学習をフォローしている話とか見かけて
やるべきなのか、悩んだ時期もあったけど、
うちの息子はそれをやったら、健全な人間に育たなくなると感じたので
「英語は学校で。ただし宿題はちゃんとやる」を基本方針にしました。
それで、9か月たって、こんな感じというのをまとめます。
私と同じように悩んでいる人の参考になればと思います。
でも、注意点は、「帰国時の英語力に過剰な期待はしない」というのが前提にあるということです。あとは、うちは帰国することが確定なので、メイン言語はあくまで日本語という認識です。
我が家では、
英語でのコミュニケーション、国や人種の違い、などを「経験」できたことがアメリカに来た最大の利点であり、英語力はまぁ、ついたらラッキー、という認識に途中で変えました。(当初は英語そのものの習得をしてほしい思いが強かったのですけどね)
息子の英語の状況
①リスニング
まだまだ、先生の言っている内容(特に授業内容)は理解できないことも多いけど
日常生活の指示については、かなり理解できるようになった模様。
一番ついたのは、推測する力かと。
何て言ったかよく分からなかったけど、たぶん、こういう事みたい、と
彼なりに解釈して対応することが普通になった感じ。
たまに気になる単語は、家で意味を聞いてきます。
②スピーキング
家でも英語で表現する回数が増えています。
しかも、突然、びっくりするような少し複雑な文をサラリと言うこともあり
さすが毎日学校に通っているだけあるなぁ、と感心させられます。
文法的に間違っているのかもしれませんが、とりあえず
自分の伝えたいことを自分の知っている単語を組み合わせてどうにか表現する。
しかもその速度が日に日に増しています。
これは、友達と遊ぶ中で、何て言うのか考え込んでいては遊びが中断するし
そもそも発言する機会を失う。毎日サバイバルしているだけあります。
1年後には余裕で私を超えていると、最近確信するようになりました。
まだまだ言いたいことを自由に言える、とは言い難いですし、
表現の幅が狭いので、うまく言えなくてもどかしい思いをすることも多いですが。
あとは、仲の良いチャイニーズの友達の存在が大きいです。
彼はうちの息子よりも語彙力が高いのですが、
ともに英語は第二言語であるので、互いに表現がおかしいとか、
そんな事は全く気にせず、英語を使ってコミュニケーションとれればOK。
息子が自分の言いたいことを表現するための貴重な機会となっています。
③リーディング
ここは、最近になって急に読めるようになってきました。やはり、読めないと小学校の学習はかなり厳しいものがあります。少し心配していたのですが、このままあと1年過ごせば、最低必要なものは読めそうです。知っている語彙や表現が増えてきた頃から、読める幅が広がりました。
④ライティング
単語の綴りはやはり難しいですね。聞いてわかる、読める単語でも、書けないものがほとんどです。ただ、スピーキングができるようになったころから、綴りは間違っていても、作文はできるようになってきました。読めない単語は書けません、(日本語のひらがなや漢字と同じですよね)ので、まぁ、これについては正しくかけるようになるのを求めるのは、2年では難しいな、と思っています。ネイティブの子の作文もそんな感じなので、先生も作文の課題については、「自分で考えて、自分で書いた」ことを大切にしてくれます。毎週ある、単語テストの単語だけは、家で練習することにして、あとは自然に任せることにしています。
という訳で、現地校など英語環境の学校に通っているのであれば
家で特別に英語を学習しなくても、子供はたくましく成長していきます。
もちろん、効率は悪いです。
でも、算数が得意で、もともと日本語でも文字の読み書きが遅かった息子に
家で英語の学習を強いるのは無理でした。
自然に任せて2年間でどうなるのか、楽しみです(^^)
とはいえ、このままいくと息子は言語難民予備軍になります。
なので、我が家は「日本語学習」については少々強制的に学習させています。
この話は次にします。